PR
はじめに
五十肩は、肩関節の痛みと可動域制限を主症状とする疾患です。40~60歳代に好発し、女性に多い傾向があります。
原因と病態生理
五十肩の原因は不明ですが、肩関節周囲の軟部組織の加齢による退行変性と、それによっておこる炎症が関与すると考えられています。
症状
五十肩の主症状は、痛みと可動域制限です。
- 痛みは、肩周囲の痛みや、夜間痛が特徴です。
- 可動域制限は、肩関節の外転・内旋・外旋にみられます。
診断
問診や身体診察、X線検査などにより、五十肩と診断されます。
治療
五十肩の治療は、保存療法が中心となります。
- 薬物療法:炎症や痛みを抑える薬物を使用します。
- 理学療法:温熱療法、可動域訓練、運動療法などを行います。
経過と予後
五十肩の多くは、急性期、慢性期、回復期を経て、12~18ヶ月程度で自然治癒します。
まとめ
五十肩は、痛みや可動域制限などの症状で日常生活に支障をきたすことがあります。早期に適切な治療を受けることが大切です。